リバーシブルマン/ナカタニD.(ネタバレあり)
あらすじ
体の内側が外側に出る"ウラガエリ"と呼ばれる変死体。都市伝説やら組織的な臓器売買やら噂される中、最愛の姉の死を解明するため、全身ホチキスだらけの女子高生が真相に挑む。ヤクザの2人もついてくるよ。
感想(ネタバレあり)
- 3(三枝)への思い
- ロクの存在
- 4(よつや)はゴミ
1.3(三枝)
悲劇の人すぎない???????救われなさすぎてひたすら悲しいよ私は…5巻まで読んで1番心に残っちゃったよ…
幼少期より兄と比べられ、精神壊れた母親の肩代わりに14歳から家庭を支え、世間からはあることないこと噂され、ヤクザになりながらも母の介護を30年。ヤクザの幹部とは思えないボロ家に住む生活をしながらも母に自分を見てもらいたく懸命に世話をして、しょんべん漏らしても拭いて飯もつくってさぁ…4が出てきてからが全て狂ってしまって、親殺しさせられ母親を人質に取られ代償に脳は操られ拷問の末、兄が母親を殺してしまうという…人から求められることに依存して、自分自身に嘘をつき続けてきたと自責の念を持って生きることになっちゃうけど、そんなことないからね。君は立派に生きてよく頑張っていたよって抱きしめてあげたくなりました…最後のページも、結局中身は兄だったんかいと思ったら、家族もクソすぎて本当に怒るぞ😡仏の3が最高にかっこよかったぞ!!!
2.ロクの存在
好き。かっこいい。顔が綺麗。人としての理を守って筋通した生き方がとにかくいけてるし、カタギとの約束は守るというセリフと、2巻のJKの殺されてしまった彼氏のセリフが重なったところは感動でしたね。
妊った奥さんをダルマにさせられたという壮絶な過去を持ち、自身がウラガエリをうまく操る異人としてうまい立ち位置にあるなぁと思った。後半で出てくる回数減ってしまうのが、果たして主人公なのかなんなのかわからなくさせてる原因かも。もう主人公3でも良くない?レベルで3の話が強すぎてな…
1巻の終わりにウラガエリだったことを明かすけど、ウラガエリって操作できるんだ。ってあたりから作品のテーマがふわふわし始めた気もする。ウラガエリに支配された人との違いは何か、がよくわからなかった。もはや後半の方では爪の反りとかもどうでもいいくらいアンダーグラウンドでの話になってて、ぶくぶくと話が肥大化してる気もする。
組に入りたてのころ、3を兄貴分として慕ってたロクが可愛すぎて好きです。
3.4(よつや)はゴミ
4(よつや)はゴミ
全体的に、こんな話を描ける作者が怖くなった。拷問とか何を参考にしてるんだかな。。。